コロナ禍で婚活サービスが一般化し、オンライン活用が前向きになった

最近「婚活アプリで彼女・彼氏ができた」という話もほんとによく聞きます。また、 「婚活アプリをやっているんですがなかなか上手くいっていなくて」とご相談にくる方も増えています。

それもそのはず、2019年からコロナ禍という状況を経験した私たちの生活が変化したように、婚活サービスに対する意識的な変化が起こったからです。ここで言う「婚活サービス」は、結婚相談所 、 ネット系婚活サービス 、 婚活パーティ ・ イベントの 3 つを指しています。

2020年のブライダル総研の調査によると、婚姻者のうち婚活サービスを通じて結婚した割合は約17%と2020年からさかのぼって3年連続過去最高を記録していたとういう結果があります。

出典:「婚活実態調査2021(リクルートブライダル総研調べ)」

また、2020年婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は約33%。婚活サービス利用者の中で結婚に至ったのは約50%と過去最高を記録したという結果になっています。

出典:「婚活実態調査2021(リクルートブライダル総研調べ)」

つまり、婚活サービスは出会いの手法の一つとして定着しつつあるのです。そして婚活サービスに対して持たれがちだった「恥ずかしい」「信頼性にかける」「お金がかかる」というマイナスイメージが変化しつつあり、婚活サービスを利用することに対する心理的ハードルが低下していることがわかりました。 

 婚活サービスに対してのプラスイメージとしては、

・「婚活サービスで見つけた恋人とは、趣味や関心事が合いそう?」という質問に対して、2019年から3年連続増で2021年では3年前より5ポイント増の37.5%が「合いそう」と回答。
・「婚活サービスで出会うと幸せになれる気がする?」という質問に対しては、同3年連続増で2021年では3年前より4.7ポイント増の41.7%が「はい」と回答。 

マイナスイメージが減少している例としては、「婚活サービスを利用している人は、結婚に対して焦っているイメージがある?」という質問に対して、2019年から3年連続で「ある」と回答した割合は減っていて2021年では3年前より9ポイント下がり約45%が「ある」と回答し、半数が婚活サービスを使用していても結婚を焦っているというイメージは少なくなっています。 

 さらに、コロナ禍の婚活を前向きに捉え、オンライン活用が進んでいます。新型コロナウイルス感染症流行下における婚活に対する意識とオンラインを使用したデートに対する意識も変わってきています。 

 回答者の3割以上が婚活に対する意識として、「婚活には新型コロナウイルスの流行は関係ないと思った」「オンライン婚活であればコロナ禍でもできると思った」という項目を選択するなど肯定的に捉えている傾向にあります。 

 オンラインデートに対する意識では、結婚相談所や婚活パーティ・イベントでもオンライン活用が進んでいることから、
「費用を抑えられる」
「時間が自由」
「周囲の目線を気にせず会える」
といったメリットを感じていて、オンラインの合理性や効率の良さに気づき、オンライン婚活という一つの手段を前向きに捉えているようです。
 
 一方で会員様の中には、やっぱりお見合いやデートは、「相手の細かな表情が見たい」「全身の雰囲気が知りたい」「上手くつながるか余計な心配をする」などという意見もあり、オンラインを使用するのに抵抗がある方もいます。 オンラインは臨機応変に使い分けるととても便利なツールになるので、メリット/デメリットを理解して婚活に生かしていきましょう。

オンラインお見合い・デートのメリットとデメリット

メリット
・オンラインでまずはどんな方なのか知ることができる
・遠方同士、多忙、外出自粛など外出できないときでも顔を合わせてコミュニケーションが取れる
・外出しないため交通費の節約になる 

デメリット
・照明の調整やカメラ設置場所がよくないと顔の写りが暗くなったり、見えずらくなり印象が悪くなってしまう
・Wifi環境が悪いと途中でつながらなるなどの余計なハプニングが起こる可能性が高い
・デートでのスキンシップが取れない
このように、コロナ禍での私たちの経験で婚活の手段も変わっています。

今日のまとめ

・結婚相談所/婚活アプリ/婚活パーティーが出会いの手段の一つとして当たり前になっている
・オンラインの合理性や効率の良さに気づき、オンライン婚活という一つの手段を前向きに捉えている

ピンチをチャンスに変えて、あなたにとって素敵なパートナーと出会えますように♪